アドラー心理学を生み出したアルフレッド・アドラーは、「人生の意味は自分で決めるものである」ということを言っています。
 人生とは何か?
 実際のところ、あなた自身の考え方や価値観により、いかようにも変わって見える。また、自分自身で、意味付けすることができるのが、人生というものではないでしょうか?
人生
 この世界で起きている現象については、人により、まったく違った意味でとらえられます。
 それは、人それぞれに異なる価値観を持ち、 自分に必要と思われるエッセンスだけを、脳が RAS(網様体賦活系)というフィルターをかけて選び取るからなのです。 
 人間の脳は、毎秒毎秒、五感を通じて入ってくる情報を全て受け取っていたら処理しきれません。脳をフル稼働させたら、すぐに餓死してしまいます。そのくらいのエネルギーが必要なのです。
 そのため、人間の脳はRASによって、必要な情報と必要でない情報を無意識に振り分けているのです。
 また、RASがあるからこそ、私たちは正常な意識状態を保つことができているとも言えるのです。
 (話を元に戻します‥‥)
 従って、同じことが起きても、人によって、全く異なる受け止められ方をします。
 そして、人生とは、起きてきた物事への認識の集まりですから、自分が意味づけた価値観が、人生そのものとなるのです。
 ですから、自分の人生は、自分で意味を持たせるという考え方が、非常に重要になってきます。
 例えば、「人生はお金だ」という価値観を持って、人生に意味を持たせるとします。
 そうすると、人生に起こり来る出来事については、 全て、経済的観点から、脳に映るようになります。
 従って、経済的な価値観に支配された人生を送ることができるようになるのです。
 また、「人生は人助けだ」という価値観を持って、人生に意味を持たせることもできます。
 その場合であれば、人生にやってくる出来事は、全て、どれだけ人の役に立ったか、 どれだけ奉仕できたか、という価値観から、 脳に映し出されることになります。
 従って、人助けを基盤とした人生を送ることができるようになるのです。
  さらには、「人生は愛だ」と意味づけをしたならば、全ての事象が、脳内のフィルターを通して、愛に関連する物事として 映し出されることになります。
 以上のように、人生は、自分自身で選択し、意味を付加することができますから、「人生は無意味だ」という人は、根本から謝った考え方を持っているということが言えるのです。

 あなたの人生は、世界で唯一あなただけのものです。
 ぜひ、「自分の人生は自分で決める!」‥‥このことを決意して下さい。
 そして、心の底からあなたが望む『ゴール』 を設定し、そのゴールに向かって一歩一歩進んで行きましょう。

 今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。