平成28年4月14日に発生した熊本大地震以降、私の住む阿蘇市から南阿蘇村への道路は、通行止めになっていました。
 その後整備が整い、通行できることを聞いたので、少し遠回りになりましたが「コーチングサミット2016」の帰りにその道路を通って帰宅してみました。
 南阿蘇村は、のどかで景色が良く観光客も多い町です。お気に入りのスポットも沢山あるので、地震が発生する以前は、よく通っていました。
 しかし、帰宅の際に見た風景や町並みは、見慣れた風景とはまるで別世界‥‥想像を超えた悲惨な状況でした。
 特に、学生や観光客で通行も多かった東海大学の裏側の町や道路には、今では人影もなく閑散としていました。
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 この状況写真を見て、あなたは何を感じますか?
 自然が起こす震災や災害はいつ何処で起こるか分かりません。
 あなたの町がこのような状況になった時、あなたはどうしますか?

 もしあなたが今、「自分の町がこうなったらどうしよう」とか不安や悩みを持ったのなら、‥‥
 それは”無意味”です。
 コーチングでは「心の不安・悩み」 については「自分の心が生み出している」ことを学びます。
 その解決方法は、「期待しないこと」 と 「満たすこと」 の2つです。
 多くの人は勝ち目のない自分や状況に期待をする悪いクセがあります。
 例えば、「地震さえ起こらなかったら、こんな事にはならなかったのに」 とか「あの時こうしておけばよかった」 とか「もしあの時成功していれば、今頃は幸せになれていたのに」 とか‥‥
 どうしようも出来ない自然災害や過去に起こってしまった自分や状況と、それに対して勝ち目のない理想の自分や状況とを比較してしまう悪いクセです。
 この悪いクセから「心の不安・悩み」 は起こってしまいます。
 写真を見て不安を感じたり、イヤだと感じた感情が起こったあなたは、実際には今地震が起こった訳でもなく、家が崩壊した訳でもありません。にもかかわらず、そういった不安やイヤだという感情は今自分の心がかってに生み出した情報だと認識することが重要です。
 さらに、ゴールが達成できた未来をイメージして、そのイヤだと思った出来事を振り返ります。そのイヤな出来事も必要不可欠な一部になっているはずです。全ての出来事には役割があることを認識することが大切です。
 時間は『未来⇒現在⇒過去』へと流れていきます。
 どうしようもできない過去に囚われて不安や悩み等の”無意味”な感情を起こすようなことは今すぐにやめて、沢山の選択ができる未来に向かって前頭前野をフルに発揮させ、本当に問題を解決させる方法を考え出すことが重要なのです。
 つまり、「満たしてしまえばいい」 のです。
 コーチングのワークは未来の満たされた自分をイメージングすることですが、イヤな事をイメージングしてその役割も重要である事を認識する特別なワークは、『強いマインドを鍛える』ためにはぜひトライしていただきたいワークです。
 そして、本当に強いマインドを鍛え上げたあなたは、どんな状況でも、どんなに自分に不利な環境下になったとしても、前頭前野をフルに発揮させて、なんなく問題を解決できる強いマインドになっているはずです。

 今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。