先日、家電量販店に行った時のことです。
 奥のカウンターのところで、お客さんと店員さんがどうも言い合いをしている場面に遭遇しました。
 耳を澄まして聞いていると、どうやら新品で購入した製品が不具合を起こしてしまったらしいのです。
 「新品で買ったのに、すぐ壊れるとはどうなっているんだ!」
 「新品ならすぐに壊れたりしないのが ”当たり前” だろうが!」
 かなりの剣幕でした。
 そこで思ったのは、「新品でも不具合を起こすことはあるのにな~」 ということ。
 確かに、お客さんの言い分も理解できない訳ではありませんが、数万台の中には1台くらい不具合を起こす製品があることは何も不思議なことではありません。
 その後、ど~も ”当たり前” という言葉が引っ掛かってしまったので、今回はこの ”当たり前”ということについて考えてみたいと思います。
 この世界に完璧なもの・絶対的なもの、アプリオリ的存在はこの世に存在しないということが、「ゲーデルの不完全性定理」 によって科学的に証明されていることは私のブログで何度も書いてきました。
 であれば ”答え探しの習慣” は捨ててしまった方が良いということです。
 それと関連して、私達が普段生活している中で、”当たり前” と思い込んでることにも実は、当たり前ではないことも多くあるものです。
 日本で生活していれば、水が出ることにしても、電気がつくことにしても、妻が食事をつくってくれることにしても、子どもが朝、目を覚ましてくれることにしても、部下が会社に来てくれることにしても、ついつい当たり前と思ってしまいますが、実はよくよく考えてみると当たり前ではないんですよね。
当たり前
 このことは、熊本大震災や、九州北部豪雨を経験してみて、痛切に感じたことです。
 一度、自分が普段当たり前と思い込んでいる基準を下げてみることも必要なのではないかと思います。
 期待しないというか、当たり前などない!といううぐらいに思うと、すべてがありがたく幸せに感じられるということです。
 というか、そう思う、そういう視点に立って相手や状況を見るのです。
 すると‥‥ありがたいなあと思えてくるものです。
 幸せだなあと思えてくるのです。
 相手や状況に対しては、当たり前の基準を下げていく、当たり前などない!とまで思ってみる。
 しかし一方では、自分に対しては、当たり前の基準を上げていくことも必要だということ。
 高い高いゴールを設定して突き進んでいるあなたは、現状に満足せずゴールを達成している自分が ”当たり前” と思っていただきたいということ。
 そうすることで、幸せとか成功とかが同時に手に入るのではないでしょうか。
 どちらにしても、「当たり前の基準」にコントロールされるのではなく、自らコントロールすることを大切にしていただきたいと感じた、家電量販店での出来事でした。

 今日最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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