「私達人間の無意識は、重要度の高いものしか認識しない」 の例えとして‥‥
 ・ 妻が妊娠すると町に妊婦を多く目にするようになった。
 ・ ベンツ(車)が欲しいと思うと、町でベンツを多く目にするようになった。
 ・ 洗濯機を買い替えしたいと思うと、やたらと電化製品のテレビCMが目に付くようになった。
 ‥‥
 最近 ”脱獄犯” が日本一周を装い、自転車で逃走しているところで捕まったというニュースが流れていましたが、そんなこともあってか、阿蘇の ”道の駅” で「日本一周中」の札を下げたライダーや自転車を目にするようになっています。(結構いるんですね)
自分探し
 そんな中で、気になるプラカード「自分探し中」 を目にしました。
 よく ”自分探しの旅” と称して、海外に行ったり、会社を辞めて日本一周をしたり、田舎暮らしをしたり‥‥といったようなことを耳にすることがあります。
 では一体、 ”自分探し” って‥‥?
 「ほんとうの自分を探す」「ほんとうの自分でない」
 「自分探し」という言葉に象徴されるように、「ほんとうの自分」なるものを見つけたい、探したいという思いは多くの人にあるかもしれません。
 コーチングでも、「本来の自分を呼び覚ます」といった言葉は使います。
 ただ、実際には、何か一つの、決まった「本当の自分」とか「本来の自分」といったものはおそらくないのだと思います。
 これまで気づかなかった自分や、これまであまり見せてこなかった自分が見つかる、自覚するということはありますが‥‥。
 ある劇作家さんは、
 ‥‥
 「われわれはさまざまな役割を演じながら、そして自分のなかでその役割同士の調和をとりながら、一つの人格を作っているととらえています。
 そこには ”ほんとうの自分”  ”本来の自分” というのはありません。
 もし、 ”ほんとうの自分”  ”本来の自分” があるとしたら、もともとはさまざまな役割を演じている中で自分は形成されるのに、ある役割を演じている自分だけが、「自分」と思っていた思い込みがはずれ、別の役割を発見したり、それを演じられるようになることだと思います。」
 ‥‥
 と言っています。
 なるほどな~と思います。
 なので、大事なことは、自分の中を深く探ろうとしても、「ほんとうの自分」「本来の自分」は見つかりません。
 そうではなく、「社会的な関係性、他者とのコミュニケーションの積み重ねによって、自分もまわりも変化していくなかで、それは少しずつ明確になっていく。『ああ、確かにわたしは、こんな仕事がしたかったんだ』という実感を持っていくというのが、本来の生き方ではないでしょうか。」
 記憶に絡めていうと、過去の記憶は思い出すと同時にそれは再構成されていきます。
 どういうことかというと、新たな記憶として再度作られるということです。
 人間の記憶はとてもいい加減なものであり、変化するのです。
 記憶から考えても、何か変わらない不変な自分なるものはないと考えたらいいでしょう。
 つまり、人間の記憶は同じ現象や状況でも、捉え方によってどうにでも変わるということです。
 ポジティブな人はポジティブに、ネガティブなひとでもポジティブに‥‥どうにでも変えられるということです。
 (PS:劇作家とは ”平田オリザ” さんのことでした)

 今日最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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