バレーボールで ”サーブを打つ” というプレーがあります。
 このサーブを打つ時、その時間は誰にも邪魔されず、会場はシーンと静まり返り、そこにいる人たちの視線は全てサーブを打つプレーヤーに注がれてます。
 そんな時、緊張してしまうプレーヤーと、その瞬間を楽しめるプレーヤーとに別れてしまうようです。
緊張緊張2
 「みんなが注目するステージで歌を歌う」「大勢の人たちの前でスピーチする」「会社の偉い人たちとの面接」、そんな場面で緊張しない人はあまりいないでしょう。
 そんな時、きっと誰もが自分に言い聞かせようとするはずです。
 「緊張してはダメだ!緊張してはダメだ!」と。
 でもこれ、本当は絶対にやってはいけないことだったんです。
 いや、むしろやればやるほど緊張してしまうという、思わぬ逆効果を生み出してしまうものだったんです。
 「シロクマ実験」というアメリカで行われた心理学の実験があります。
 その実験では、まず参加者にシロクマの1日を記録した映像を見てもらいます。
 そして参加者を3つのグループに分け、次のような別々の指示を出します。
 ・ 1つ目のグループ「シロクマのことを覚えておいてください」
 ・ 2つ目のグループ「シロクマのことは考えなくてもいいです」
 ・ 3つ目のグループ「シロクマのことだけは絶対に考えないでください」
 その後の調査で、シロクマのことを最も覚えていたのは「シロクマのことは絶対に考えない」ように指示されていた3つ目のグループだったそうです。
 つまり、人間は考えてはいけないと思えば思うほど、かえって頭から離れなくなってしまうということです。
 脳は否定形を理解できないといいます。
 「想像しないでください。すっぱいレモンのことは」
 こう言われてレモンのスッパさを想像しないでいれる人はいないんじゃないでしょうか。
 同様に、泣きそうな子供に「泣かないで」と言うと泣いてしまいますし、「トイレを汚すな!」という張り紙をするとトイレは余計汚れてしまうといいます。
 つまり、「〜しないで」とお願いしたことは、結局「されてしまう」という皮肉な結果になるということです。
 ですから、緊張してしまいそうなシチュエーションで「緊張してはダメだ」と自分に言い聞かせるということも、否定形を理解できない自分の脳に「緊張!緊張!」と自己暗示をかけているようなものというわけです。
 自分が「あがり症」や「赤面症」だと思っている人の多くは、こうしてより緊張する自己暗示を自分にかけてどんどん緊張していくということを繰り返してきたのではないでしょうか。
 ではどうしたら良いんでしょう?こうした脳の特性を理解した上で、正しい自己暗示をかけるとしたら次のようなものになるでしょう。
 「緊張してはダメだ」 「肩の力を抜いていこう」
 「泣かないで」 「笑っちゃおう」
 「トイレは汚すな」 「トイレは綺麗に使いましょう」
 つまり、「〜しない」といった否定形を使わずに、その代わりにやることを「〜しよう」と提案するわけです。
 実際、公衆トイレでは「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます」と書かれているのをよく目にしますが、これはまさにこうした心理的な効果を狙ったものです。
 自分や他人に何かを言い聞かせる時は、全てこの法則が当てはまります。
 「ここは絶対に失敗してはならない!」は「絶対」と「失敗」だけが脳に届きますし、「あんな奴のことはもう忘れてやる!」はきっと「あんな奴」のことばかり考えてしまうことになるでしょう。
 ほんのちょっとしたことですが、とても有効な心理テクニックです。
 でも、このようなテクニックに頼らなくても、本当に緊張しなくなるのは、沢山の経験を積んで、その状況が ”当たり前” になって慣れてしまえば、緊張することすら忘れてしまいます。
 むしろ、緊張していた頃の自分が初々(ウイウイ)しく思えて、貴重な体験になっていることでしょう。

 今日最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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