”運慶” という人物をご存知でしょうか?
 運慶は平安時代末期、鎌倉時代初期に活動した ”仏師” です。
 仏師は、彫刻家の中でも特に ”仏像” を専門に作る者を指しますが、運慶は仏師に大きな影響を残していて、天才仏師として広く知られています。
 特に、東大寺南大門の仁王像造立は、運慶の名声を高めた作品です。
運慶
 久し振りに本棚にあった夏目漱石の短編集「夢十夜」を読んでいたところ、運慶が何の設計図も無く見事な仏像を掘り出すことについて書かれた部分がありました。
 それによると、運慶の仕事を見て驚いた人たちは次のような会話をします。
 ‥‥
 「よくああ無造作にノミを使って、思うような眉や鼻ができるものだな」
 「あれは眉や鼻をノミで作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中に埋まっているのを、ノミと槌の力で掘り出すまでだ。
 まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない」
 ‥‥
 もっとも、これらの話がどこまで真実かは定かではありません。
 しかし、これは私たちに多くの教訓を与えてくれます。
 クリエイティブ(創造的)な仕事をする人はもちろん、子育てや人間形成においても参考になる部分が少なくありません。
 この話を人間形成に当てはめてみると、次のようなことが言えるでしょう。
 何か特定のゴールを設定して、そこに到達するために不足している部分を自分に付け加えていくのが一般的なやり方です。
 それに対して、運慶のやり方は、その人が本来持っている資質を見出し、それを最大限にいかしていくことで最も輝く姿を浮かび上がらせようとするもの。
 立ち位置がだいぶ異なりますよね。
 どちらが正解という話ではなく、通常私たちは前者のやり方に偏っていることが多く、だからこ運慶のやり方からは多くの発見があるということです。
 コーチングの現場でも、この運慶のアプローチが取られることが多いのです。
 なぜなら、多くの人がこのアプローチをとっていないため、インパクトが大きいからです。
 その人の中に眠る、何か輝く部分を見出し、そこに光を当てていく。 そんなプロセスが行われます。
 確認しておきましょう!
 全ての人には輝く何かが内包されています。
 「自分には何も輝くものなどない」などと思うのであれば、それは発見する力が不足しているだけの話です。
 目を凝らし、心を込めて全身全霊で見つめれば、必ずその人だけの「輝き」を発見するでしょう。
 あとは、運慶のごとく、それを覆い隠す無駄な部分を削ぎ落としていくだけです。
 そうすればきっと、その人は新しい命が吹き込まれたかのような生命力を醸し出すようになるでしょう。

 今日最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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