苫米地式コーチングワーク「普段の数倍の値段のレストランで食事」 を実践している時の出来事です。
私が普段外食する際の金額は平均数千円ですが、その時は奮発して数万円はするであろうレストランを探して食事に出かけました。
ウエイターに案内され、メニュー表を見ながら選んでいたところ、後方に座っておられた老夫婦とその孫らしき子供2人の会話が聞こえてきました。
小学校低学年くらいの子供さんだったと思います。
「ピザが食べたい」
え!と思い、自分のメニュー表を見てみましたが、でもそのお店のメニュー表の中にはピザはありません。
お爺ちゃんらしき方が、「ピザはこのお店にはないから、他に食べたいものは?」 と、選び直すように促しておられました。
すると、1人の孫が泣き出し「よっぽどピザが食べたかったんだね。ゴメンね」 とお婆ちゃん。
そこへ、「どうされましたか?」 とお店のウエイターがやってきて尋ねていました。
老夫婦が事情を説明されると、ウエイターは 「わかりました」 と言って一旦奥の方へ消えて行きました。
しばらくすると、ウエイターが ”ピザ” を持って来て「これでいい?」 と子供に声をかけ、当然子供は笑顔になって「ありがとう!」
そのピザをおいしそうに食べていました。
お会計の時に私はその対応をされたウエイターに 「あのピザはどうされたんですか?」 と尋ねると、「料理長に無理を言って作ってもらいました」 と。
そして、恐らく料理長も、喜んで ”ピザ” を焼いたんだろうと想像します。
なんと素晴らしい場面に遭遇できたか!
多くの高級レストランでは、このような対応は考えられません。
でも2人の子どもと老夫婦は、このレストランでの親切な行為を一生忘れないでしょう。
”必要だったのは、いつものやり方を変えてみること、そして1枚のピザ。ただそれだけです!”
奮発して食べた数万円の食事から、コーチングの原点を学んだ一日でした。 今でも、時々そのレストランを利用させていただいてます。
常識や枠に囚われない「規則を破ることで貢献する」方法を学びました。
最も大事な教訓の1つは、困難な状況――ピザを食べたい子ども――に直面すると、私たちは総じて自動的に何を「すべき」かを考えてしまい、何が「できる」かを自問しないことです。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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