以前私がエンジニアだった頃の話です。
 某大手企業に勤めながら、ある技術を極め実現(製品)化するために、某大学に国内留学をさせていただき、基礎研究を重ね、昼夜休日を惜しまずがむしゃらに実験等に没頭していたことがあります。
 当時まだ世の中で実用化されていなかった技術を使って、実際に製品化し顧客に使って頂くために、様々な文献を読み、理論を学び、それをベースに様々な仮説を立て、またそれを確認するために多くの実験を重ねて、数年後ようやく実用化に成功することができました。
 実用化に至るまでの間、多くの失敗や挫折も重ねてきました。
 「これで間違いない!」 と机上の仮説で何度も確認し確証したにも関らず、いざ実験機を製作して稼動させてみると ”思いもよらないバグ” が発生して大きな損失をもたらしたことも‥‥。
 そこで、痛切に感じたことは「簡単には思い通りにならない!」 ということ。
 もしあの時諦めていたなら、100%製品化は実現したかったでしょう。
 理論どおりに実行しても、思いもよらない別の要因によってうまくいかず、失敗し、不安になり、もう諦めたくなることもあります。
 先人が唱え、長い間多くの人々によって確証が得られ、今もなお生き残ってきた理論はほぼ間違いないものです。
 でも、うまくいかないからと言って、すぐに諦めたり、この理論は間違っていると決め付けてしまうことはいかがなものでしょうか?
I×V=R
 コーチングにおいても、ルータイスや苫米地英人博士をはじめとする多くの方々が心理学・脳機能科学・認知科学等をベースにした理論があり、それを世界中で何万人という多くの方々が実践し、確証を得てきたという実績があります。
 そして、それを学びたくてコーチングの本を読み、実際に実行したところ思うように結果が出てこないと感じてしまったとします。
 そうなった時、すぐに諦めてしまいますか?この理論は間違っていると言い切れますか?ということを問い掛けるのです。
 でも、どちらが正しいのかは明らかですよね。
 だったら「なぜうまくいかないのだろうか?」 「どこが問題なのだろうか?」‥‥
 突き詰めて思考し、実践していけば必ず理論どおりに結果が出るはずです。
 様々な自己啓発に興味をもち、いろんな著名な方が唱えている理論を学び、実践してきたなかで、今のルータイス・苫米地式コーチングにたどり着いて、「間違いない!」 と確証できたのも、以前の経験があり、そこから ”カチッ” としたものを感じたのかもしれません。
 どんな理論でもかまいませんが、それを学び実行・実践していくなかで、必ず ”?” このマークが出てくることがあります。
 理論を学び、それを実行し、理論が正しいことの確証を得る過程においてはは、さまざまなバグが発生することもありますが、最終的に理論が正しかったと理解できるようになれば、間違いなく理論通りに実現するはずです。
 どうか、あなたが選んで実践している理論があって、それが実際に実現できるかどうかは、最終的にはあなた自身であることを憶えておいて欲しいと思っています。
 応援します!
 (PS: ”ある技術” についての質問を多くいただきますので、もし興味のある方はグーグル等で『坂梨尚文 磁気軸受』で検索していただくと、当時の文献・特許等が出てきますので、お暇な時にでもご参照下さい)

 今日最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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