知り合いの人から「こういう人を好きになっているのですが、大丈夫か不安です(詳細省略)」 といった話を打ち明けられました。
「本当に好きなら回りの人の意見など気にせず、堂々と好きでいてあげたら」‥‥と最終的にお返事をお返ししましたけど、本当に好きになるということは、そういうことではないでしょうか。
「恋は盲目」などと言いますが、人を好きになるとその人の良い部分しか目に入らなくなります。
逆に、嫌いな人についてはその嫌な部分ばかりが目につきます。
そして思うのです。
前者の場合は「やっぱりあの人は全てが素敵 !」
一方後者の場合は「あいつはやることなすこと全て最悪だ!」と。
「本当に好きなら回りの人の意見など気にせず、堂々と好きでいてあげたら」‥‥と最終的にお返事をお返ししましたけど、本当に好きになるということは、そういうことではないでしょうか。
「恋は盲目」などと言いますが、人を好きになるとその人の良い部分しか目に入らなくなります。
逆に、嫌いな人についてはその嫌な部分ばかりが目につきます。
そして思うのです。
前者の場合は「やっぱりあの人は全てが素敵 !」
一方後者の場合は「あいつはやることなすこと全て最悪だ!」と。
捉え方によって、180度考え(見えているもの) が違って来ますよね。
そんな状態で、もしその二人がそれぞれ電車でお年寄りに席を譲る場面に遭遇したらどう感じるでしょう?
好きな人に対してはきっと、「やっぱ素敵」となることでしょう。
一方、嫌いな人に対しては、「偽善ぶるんじゃねぇ」となるかもしれません。
これは 「確証バイアス」と呼ばれるものです。
この「確証バイアス」は別名「ご都合主義の罠」とも呼ばれています。
これらは、個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強しようとする心理的傾向のことです。
つまり、好きな人に関しては良い情報を、嫌いな人に関しては嫌な情報を集めようとする深層心理が人間にはあるということです。
そして、それにより自分が思い描いていることは正しいんだと確認し、その考えをさらに補強しようとするのです。
その名の通り、自分に都合の良い情報しか受け入れようとせず、反対意見などには耳を貸しません。
このために、時に物事を冷静に判断できず間違った選択をしてしまうことがあるのです。
どうやら私たちには、事実を冷静に理解する前に、潜在意識下で好き嫌いを決めてしまう傾向があるようです。
頭より心が先に動くのです。
そして、それにしたがって事実の方を都合よく解釈しようとするのです。
ちなみに、この「確証バイアス」は、投資やビジネスなど合理的な判断が求められる場面においては、意思決定を歪める要因として有名です。
投資においては、ついつい自分が投資している会社にとって都合の良い情報を過大評価し、都合の悪い情報を過小評価してしまいがちです。
そして、それが間違った投資判断につながってしまうのです。
また例えば、脱サラしてパン屋を始めようとしている人なども、この「確証バイアス(ご都合主義の罠)」に陥りがちです。
脱サラして成功したい気持ちが強いですから、どうしても都合の良い情報ばかりに目が行き、都合の悪い情報にはほとんど関心を示しません。
そうして実際に脱サラした後で、自分の見通しが甘かったこと気がつくのです。
第三者から見れば明らかにおかしいとわかるようなことも、当の本人は「確証バイアス」のご都合主義に陥っていて、そのことに気がついていません。
だから、「元本保証で利息が年30%」などと絶対にありえないような投資話を信じてしまうのです。
もちろん、確証バイアスがいつも悪いわけではありません。
好きな人をどんどん好きになることは間違いではありませんし、恋したら冷静でいる必要もありません。
ただし、この確証バイアス(ご都合主義の罠)のおかげで誤った判断をしてしまうことがあるので注意が必要だということです。
確証バイアス(ご都合主義の罠)にハマらないために私たちにできることは、「信頼できる人にアドバイスしてもらうこと」や、「あえて反対意見の人の立場になって考えてみる」ことなどです。
もちろん、プロのコーチはこういった脳のカラクリを熟知し、時には確証バイアスを逆利用しながらも、クライアントのゴール達成を徹底的にサポートします。
なんにせよ、特に大きな決断の前には、いったん立ち止まって「もしかしたら自分は確証バイアスに陥って、冷静さを失っているのかもしれない」と考えてみることも必要かもしれません。
そんな状態で、もしその二人がそれぞれ電車でお年寄りに席を譲る場面に遭遇したらどう感じるでしょう?
好きな人に対してはきっと、「やっぱ素敵」となることでしょう。
一方、嫌いな人に対しては、「偽善ぶるんじゃねぇ」となるかもしれません。
これは 「確証バイアス」と呼ばれるものです。
この「確証バイアス」は別名「ご都合主義の罠」とも呼ばれています。
これらは、個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強しようとする心理的傾向のことです。
つまり、好きな人に関しては良い情報を、嫌いな人に関しては嫌な情報を集めようとする深層心理が人間にはあるということです。
そして、それにより自分が思い描いていることは正しいんだと確認し、その考えをさらに補強しようとするのです。
その名の通り、自分に都合の良い情報しか受け入れようとせず、反対意見などには耳を貸しません。
このために、時に物事を冷静に判断できず間違った選択をしてしまうことがあるのです。
どうやら私たちには、事実を冷静に理解する前に、潜在意識下で好き嫌いを決めてしまう傾向があるようです。
頭より心が先に動くのです。
そして、それにしたがって事実の方を都合よく解釈しようとするのです。
ちなみに、この「確証バイアス」は、投資やビジネスなど合理的な判断が求められる場面においては、意思決定を歪める要因として有名です。
投資においては、ついつい自分が投資している会社にとって都合の良い情報を過大評価し、都合の悪い情報を過小評価してしまいがちです。
そして、それが間違った投資判断につながってしまうのです。
また例えば、脱サラしてパン屋を始めようとしている人なども、この「確証バイアス(ご都合主義の罠)」に陥りがちです。
脱サラして成功したい気持ちが強いですから、どうしても都合の良い情報ばかりに目が行き、都合の悪い情報にはほとんど関心を示しません。
そうして実際に脱サラした後で、自分の見通しが甘かったこと気がつくのです。
第三者から見れば明らかにおかしいとわかるようなことも、当の本人は「確証バイアス」のご都合主義に陥っていて、そのことに気がついていません。
だから、「元本保証で利息が年30%」などと絶対にありえないような投資話を信じてしまうのです。
もちろん、確証バイアスがいつも悪いわけではありません。
好きな人をどんどん好きになることは間違いではありませんし、恋したら冷静でいる必要もありません。
ただし、この確証バイアス(ご都合主義の罠)のおかげで誤った判断をしてしまうことがあるので注意が必要だということです。
確証バイアス(ご都合主義の罠)にハマらないために私たちにできることは、「信頼できる人にアドバイスしてもらうこと」や、「あえて反対意見の人の立場になって考えてみる」ことなどです。
もちろん、プロのコーチはこういった脳のカラクリを熟知し、時には確証バイアスを逆利用しながらも、クライアントのゴール達成を徹底的にサポートします。
なんにせよ、特に大きな決断の前には、いったん立ち止まって「もしかしたら自分は確証バイアスに陥って、冷静さを失っているのかもしれない」と考えてみることも必要かもしれません。
仏教用語で言うところの「止観」 ですね。
特に惚れやすいタイプ、のめり込みやすいタイプの人はこのことを覚えておいて下さいね。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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コーチングの世界に飛び込み、苫米地英人博士・青山龍マスターコーチと出会い、この間、多くの方々と出会うことができ、様々な激変に立ち会うことができました。今後もさらに、このような激変のサポートを続けていきたい!
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コメント
コメント一覧 (2)
特に今回は、コーチングでは、あまり恋愛について語られることが少ないように感じていて、食いついてブログを読んでしまいました。
確証バイアスの逆利用は、好きな人がいて、好きになるのをやめる場合は、その人の
悪い部分をみるようにすればいいのでしょうか?
ちょっと疑問に思ったもので...。
電車で席を譲る話はナルホドと分かりやすかったです。
確証バイアスは無意識的に起こる感情・思考なので、その前に何故その人を好きになったのか?何故嫌いになったのか?‥‥意識に上げてしっかり考えてみることが大切です。
そこである結論に達したら、その結論に正直に向かい合って行動を起こせばいいのではないかと思います。