スポーツの世界には「ホーム&アウェー」 という言葉があります。
 ホームでの試合は、ホームチームのほうが施設やその他の環境に慣れている点や、移動による疲労がない点などで有利だと考えられています。
 また、比較的多く地元のファンの声援を受けられることや、それに伴う判定への影響(ホームタウンディシジョン)なども少なからずホームチームに有利に働く要素だとされることがあります。
 国際試合などでは特にそうした傾向が強いとされています。
 一方、コーチング的に言えば、ホームは慣れ親しんだ世界、つまりコンフォートゾーンの世界であるため、マインド(脳と心)が創造的になり、実力を発揮しやすい状態。
 アウェーはコンフォートゾーンから外れた世界となり、体が無意識に緊張し、場合によっては実力の半分も出し切れずに試合を行ってしまう状態となってしまいます。
 そして、もう一つ大きな問題があるのです。
 それは、せっかくホームで試合をしているにもかかわらず、実力の半分も出し切れずに試合を行ってしまうケースです。
 この問題の大きな原因は、試合中に”感情的” になってしまう場合です。
 相手の度重なるラフプレーや、一つのミスを引きずってしまうこと等に対して ”感情的” になってしまう場合です。
 特に”怒り” の感情は禁物です。
 こういったことから、私がスポーツ選手とセッションを行う時には、「感情に流されないマインド」 の使い方を徹底的に学んでいただきます。
 これらのことは、何もスポーツに関してだけではありません。
 ビジネス、学校教育、子育て‥‥全てに通ずるものです。
 怒りは禁物
 「怒りは敵と思え。
 勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身に至る。
 己を責めても人を責めるな。
 及ばざるは過ぎたるより勝れり。」
 徳川家康の有名な言葉です。
 江戸時代の長きに渡る安定を築いた徳川家康ですが、怒りは敵であると言っています。
 怒れば、どうしても敵をつくってしまいます。
 せっかくホームで試合をしているにもかかわらず、自分の中に敵をつくってしまうようなものです。
 そして、足元が危うくなってしまいます。
 また、勝ってばかりで負け知らずというのは、非常に危険です。
 なぜなら、原因と結果の法則により、今度は自分に負ける番が回ってくるからです。
 また、負けた者から怨みをかうからです。
 さらに、自分を責めてもいいが、他者を責めるなと、徳川家康は言っています。
 他者を責めると、必ず一悶着あるし、やはり敵をつくってしまうことを、知っていたのでしょう。
 及ばないのは、行き過ぎよりも勝っているとは、まさしく、真理を言い当てていることばです。
 行き過ぎは必ず正されるからです。
 江戸時代の繁栄の基礎をつくった徳川家康ですが、さすがに奥深くて味わい深いことばを残しています。
 また、彼の実直で我慢強い性格が、非常によく表現されている名言です。
 もしかすると、徳川家康もコーチングを学んでいたのかもしれませんね。

 今日も、最後までお読み頂きありがとうございました。

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