私は物事を忘れてしまった時、「しまった!」 「ヤバイ!」 などと残念な気持ちになることがあります。
 逆に、重要な物事などをしっかりと覚えていた時などは 「オレは天才かも」 と嬉しい気持ちになります。
 あなたにもそんな事がありませんか?
 でも、実際のところは、忘れるということが必ずしも悪いことではないということ!
 もちろん、仕事や勉強においては、大切な情報を忘れないで、しっかりと記憶できれば、大きな力となりますよね。
 でも、物事にはプラスとマイナス、メリットとデメリットがあり、作用があれば、副作用があります。
 実は、覚えているということにも、忘れるということにも、やはり、副作用があるということなのです。
 たとえば、嫌な出来事や体験、知りたくなかった情報などを忘れることができなかったらどうでしょうか?
 いつも心に嫌な出来事や体験、情報が浮かび上がって、人生がひどく嫌なものになってしまいます。
 忘れたくても忘れることができないのであれば、神経症になり、心の病にかかってしまうことでしょう。
 ですから、忘れることができるというのは、実は、素晴らしい才能でもあるということなのです。
 誰もが一番いいと思うのは、自分に良い影響を与えることは覚えていて、自分に悪い影響を与えることは忘れることです。
リセット2
 そうは言っても最初は、なかなか難しいですよね。
 でも、"気持ちの切り替えを訓練"することによって、ある程度は、できるようになるものです。
 良いことは、何度も繰り返してリハーサルをおこなって、長期記憶に残すようにするのです。
 逆に、悪いことは、「まあ、こんなこともあるさ」と軽く流して、すぐに気持ちを切り替えましょう。
 長期記憶に記録される前に、気持ちを切り替えてしまえば、きれいに忘れてしまうことができます。
 繰り返しリハーサルをおこなうと、長期記憶になってしまいますので、嫌なことを何度も思い出すようなことはせず、スパッと忘れるようにしてください。
 苫米地式コーチングでは‥‥
 ・ 「時間は未来から現在、そして過去へと流れていく」
   取り返すことのできない過去に囚われるな!‥‥ということ。
 ・ 過去の記憶で、「嬉しい」 「楽しい」 「気持ちいい」 「誇らしい」 「清清しい」
   これらの過去の記憶は、これから素晴らしい未来の記憶を作っていく上で有効に利用する‥‥ということ。
 などなど、このような概念(理論)を学び、そして様々なワークを行うことによって "気持ちの切り替えを訓練" することができます。
 それができるようになり、あなたの素晴らしい未来の記憶を作ってしまえば、あとは、あなたの設定した素晴らしいゴールに突き進んでいくだけですね。
    そのためにも、やっぱりあなたが心の底から達成したい『ゴール』が何なのか?
    これをしっかりと自分自身と対話して見つけ出すことが重要なキーワードになります。

今日最後まで読んで頂き、ありがとうございました。